配管工事Q&A

質問②

設備配管の取り替え工事でフランジ部分から取り外しを行います。
既設のフランジからサイズや規格が読み取れない場合はどうしたらよいでしょうか。
またフランジの種類による用途など知りたいです。

回答②

現場でサイズ不明のフランジにあたった場合、フランジの測定をお願いします。
確認して頂きたいのは【外径】【ボルト中心円径】【ボルト穴径】【ボルト穴数】【形状】です。
これを弊社営業に伝えていただければ凡そのフランジは判別可能となります。
フランジは用途・管種などにより様々なサイズ・材質・種類・圧力に分けられます。
まず規格ですが大きく分けて【JIS規格フランジ】と【ANSI規格フランジ】2種類の規格があります。
JIS規格フランジは日本工業規格の定めた規格のため国内で多く流通しているフランジといえます。
ANSI規格フランジはアメリカ規格協会を主体とするアメリカの規格団体で規定されているフランジです。
ANSI規格フランジは日本国内でも流通していますがここでは一般的なJIS規格フランジについてお答えしたいと思います。

【種類】
フランジといっても形状は用途により様々です。
『板フランジ』『ハブフランジ』『ソケット溶接式フランジ』『遊合形フランジ』『ねじ込み式フランジ』『突合せ溶接式フランジ』『閉止フランジ』などの形状があります。
・『板フランジ』『ハブフランジ』は『スリップオン溶接式フランジ』と呼ばれパイプを差し込みフランジの内側と外側(ハブ)で溶接します。
・『ソケット溶接式フランジ』は差し込みしろまでパイプを挿入して外側(ハブ)で溶接します。
・『突合せ溶接式フランジ』はその名の通り、パイプと突合せた部分で溶接します。
・『ねじ込み式フランジ』はパイプにねじ切り加工をしたものをねじ込んで取り付けます。
・『遊合形フランジ』はその形状からパイプとフランジが固定されない為、ボルト穴の位置を自由に調整できます。
・『閉止フランジ』はフランジが蓋のようになっており穴加工が無い為、開口部を閉じる用途で用いられます。

【圧力】
JISフランジ規格には呼び圧力にて規格分けされており、主に5K、10K、16K、20K、30Kに分けられます。
※規格外としてポンプなどの揚水管に使われる14Kなどのフランジもあります。

これらの組み合わせは無数にありますが規格化されている為に【外径】【ボルト中心円径】【ボルト穴径】【ボルト穴数】【形状】を確認できれば判別することは難しくありません。
現場でこのような判別不能のフランジがありましたら弊社営業担当までご連絡ください。